天皇賞(春) 予想

今年もやって来た天皇賞(春)

昨年の菊花賞馬であるトーホウジャッカルがこの場に居ないのが残念です。ジャッカルおじさんに便乗して、単勝に1万突っ込んで儲けたのが懐かしい。


毎年大荒れのこのレース。毎年のようにダントツの一番人気が現れては、消えてゆく訳ですから。今年は割りと人気が割れるかなと思って居ましたが、蓋を開けてみれば金曜日時点とは言え、キズナ単勝230円前後とやはり人気を集めました。逆に明け4歳でGⅡ2連勝のアドマイヤデウスはそこまで人気を集めては居ません。


【1枠】 1番 ゴールドシップ   横山典
【1枠】 2番 カレンミロティック 蛯名
【2枠】 3番 ネオブラックダイヤ 秋山
【2枠】 4番 ラストインパクト  川田
【3枠】 5番 タマモベストプレイ 津村
【3枠】 6番 ホッコーブレーヴ  幸
【4枠】 7番 トーセンアルニカ  池添
【4枠】 8番 スズカデヴィアス  藤岡佑
【5枠】 9番 クリールカイザー  田辺
【5枠】10番 ラブリーデイ    ルメール
【6枠】11番 フーラブライド   酒井
【6枠】12番 デニムアンドルビー 浜中
【7枠】13番 キズナ       武豊
【7枠】14番 フェイムゲーム   北村宏
【8枠】15番 サウンズオブアース 内田博
【8枠】16番 ウインバリアシオン 福永
【8枠】17番 アドマイヤデウス  岩田



まあ、見事に有力馬が外枠に行ってしまいました。有力馬は外枠でもそれなりに馬券圏内まで来ることは有りますが、人気薄に関しては軒並み内枠に入った馬が大穴を開けることがここ数年の春の天皇賞ではよく観られます。


2014年 3着 6番ホッコーブレーヴ 単勝101.5
2013年 1着 1番ビートブラック  単勝159.6
2011年 1着 1番ヒルノダムール  単勝16.9
    3着 3番ナムラクレセント 単勝11.3
2010年 3着 4番メイショウドンタク単勝113.8
2009年 1着 2番マイネルキッツ  単勝46.5


このように、内枠の人気薄や下手すれば二桁人気の馬でも平気で大穴を開けてきます。高速馬場の京都競馬場で、しかも3200mという長距離では以下にして内々をロス無く回れるかが重要であるということかが伺えます。増して、今開催では先週のマイラーズカップでは上がり31秒台を叩き出す馬が現れたにも拘らずに7着に敗れるという事例が発生。上がり32秒台が大量発生しました。こうなると外から差すというのは非常に困難であると言えます。完全な前残りの展開。今年の天皇賞ではこれらの傾向に拍車が掛かっていると思います。



今年の穴馬としてはフーラブライドに注目していました(過去形) 牝馬にも拘らず、今年の日経新春杯では明け4歳で覚醒した牡馬のアドマイヤデウスと同斤量で3/4馬身差の2着に付けました。追い込み一辺倒と言うわけではなく、好位置に付けるレースも出来ますし、京都との相性も○。引退を先延ばしにしてまでの出走という話もあるようで、陣営を色気を見せているようです。馬体も絞れてきているとなると大分”匂う”印象。母系の血統からしても、春の天皇賞は合うという話も。ただし、外枠となればやはり割引が必要。それでも紐には抑えてみたい馬です。


逆に絶好枠を引いたと思うのがラストインパクトホッコーブレーヴホッコーブレーヴは昨年に大穴を開けた実績も有り。穴としてはこの辺りがメインか。


人気サイドについては、キズナは蓋を開けてみれば完全な過剰人気。当日までどれほどオッズに変動があるかは分かりませんが、キズナを切るところから今回の天皇賞の予想を始める必要がありそうです。ゴールドシップは1番枠。いつものゴールドシップにとってはそれ程プラスでも無い枠ですが、宝塚記念のように先行策に出られればかなり面白いと思います。鞍上の横山典騎手に注目です。

キズナゴールドシップに共通する点としては高速馬場を得意としないこと。この辺りをどの程度割引するかも今回の鍵でしょう。

そして本格化を迎えつつあるアドマイヤデウス。追い込みでは無く、中段からの差しを得意とする印象ですが、先行出来ないこともない。誕生日が遅い事も有ってか、元々4歳を迎えてからが楽しみと言われていた馬です。日経新春杯のように京都との相性も悪くなく、何より勢いづいているのも心強い。天皇賞は4,5歳馬が強いというデータもあります。ただし、不安要素は距離と枠。それでも人気が出ないようなら非常に美味しい馬になりそうです。



今年も非常に難解になりそうな天皇賞(春)

明日も何かしら記事を書きたいです。