【XYポケ印象】ゲッコウガ

新ポケの考察とまで行かなくても印象を書いていくだけでも更新回数稼げるんじゃないかとの思惑からしばらく続くシリーズにしたいと思います(

オフレポの残りやポケセンバトルイベントも忘れないうちに書かねば・・・。




ゲッコウガ
タイプ みず・あく
特性  げきりゅう/へんげんじざい(夢)
種族値 72-95-67-103-71-122 合計530

前評判(?)の低かったケロマツが一転、最終進化系はこの系統が一番かっこいいという声が発売直後からちらほら聞かれる一転攻勢なポケモン。今作の御三家の特徴の一つとして三種類とも複合タイプであり、かつ第二タイプの相性も三すくみとなっていることです。あくタイプは元々優遇されているとは言い難い上に、今作で登場したフェアリーが弱点になるなど元々多い弱点がさらに増えたためにゲッコウガの場合に関しては複合が裏目に出ることが多そうです。攻撃範囲が広くなるというメリットに関しても夢特性であるへんげんじざい(後述)の存在からそこまで有り難みが無いと言えます。

種族値に関しては素早さの122という数字にまず目が向かいます。ダグトリオフーディン、御三家最速であったジュカインといった120族、BW2で登場した霊獣トルネロスの121をも上回ります。その反面攻撃や特攻に関してはそこそこといった程度で、耐久に関しては平均を下回る上にあくタイプの複合がそれに輪をかけると言えるでしょう。イメージとしてはゴウカザルがさらに素早くなった代わりに火力が抑えられた感じですが、独特の特性を持つため比較の対象にはならなさそうです。

そしてこのポケモンの最大の特徴が新登場の夢特性であるへんげんじざいと言えます。自分のタイプが行動する直前に選択した技のタイプに変化するという前代未聞の特性で、自身の素早さなどから先手でタイプを変化させることが多くなりそうです。またこの特性は言い換えると、全ての技をタイプ一致で打てると言うことになります。また、格闘技が来る前にじんつうりき等のエスパー技やアクロバットなどの飛行技を使えば本来効果抜群である格闘技を半減させることが出来ます。

※技などに関しては現在のところwikiに書かれているものを前提として、それを転載します。
そして特性とも密接に関わってくる技の種類に関しては以下の通りです。
【特殊】
・水 ハイドロポンプなみのり、ねっとう
・氷 れいとうビーム
・草 くさむすび
・悪 あくのはどう
・超 じんつうりき

  1. めざめるパワー(夢特性の場合全てタイプ一致として扱えます)

【物理】
・水 たきのぼり、みずしゅりけん
・悪 つじぎり
・岩 いわなだれ
・虫 とんぼがえり
・飛 アクロバット(現在のところひこうジュエルの入手方法は不明)
・霊 かげうち

水御三家であるために水の基本技全てとれいとうビームが使えるほか、自身の専用技であるみずしゅりけんが個性。先制技でありかつ連続攻撃であるという斬新な技です。一回辺りの威力は15と他の連続技に比べて控えめですが、5回命中すれば実質威力75と先制技としてはかなりの威力。ちなみに水技を選択した場合は単水タイプになるそうです。化けたいタイプとしては粉系の技が無効になる草タイプ、格闘に強いエスパー・飛行・ゴーストなどがありそうです。攻撃技はそれなりに揃っている一方で変化技に乏しく、めぼしいものは挑発くらいでしょうか。紙耐久なゲッコウガとは相性は良くないものの一応どくどくを使用する際にも毒タイプに変化するので今作から導入された毒タイプのどくどくは必中になるという効果が適応されます。単に幅広い範囲を殴るという点や相手の攻撃から身を守る目的で使うなどまさに文字通りの変幻自在と言えるでしょう。

これだけ書くととても強そうに思えますが、何かと種族値や技威力の中途半端さが足を引っ張ることになりそうです。攻撃も特攻も100前後止まりな上に、技の威力(アクロバットはジュエルが未解禁と考えると火力が出せる技はハイドロポンプ位)も中途半端です。一見二刀流に向いた種族値にも思えますがやはり中途半端なのでどちらかに絞る方が使いやすいかと思います。


ゲッコウガに関しては未知数な部分が多すぎるため評価が難しいですが、私個人としては世間で騒がれているほど強くはないという印象です。立ち回りの重要さに関しては全ポケ中屈指と言えるでしょう。ただし、特性が特性であるため今後に判明するであろう遺伝技やマイナーチェンジでの教え技などで、環境が変わる事に強化される可能性が高いことを考えると非常に面白い存在です。発売直後は大量発生するものの、次第に落ち着いたと思ったら新作発売後にまた数を増やすという流れになるかもしれません。