【XYポケ印象】カラマネロ

日本シリーズが盛り上がっています。北海道では楽天を応援する風潮が強い気がします。田中の居る今年中こそ日本一になる最大のチャンスと言えますね。





カラマネロ
タイプ エスパー・あく
特性  あまのじゃく/きゅうばん/すりぬけ(夢)
種族値 86-92-88-68-75-73 合計482

発売前から洒落たネーミングで話題となったマーイーカの進化系であるカラマネロ。どうみてもイカがモデルにも拘らずタイプは初のエスパー・あくの複合タイプ。むしタイプで4倍弱点を突かれるものの、二倍がフェアリーのみと弱点が非常に少ないです。一方で耐性も極端に少なく、エスパーを無効にするのみです。種族値的にはそこそこの攻撃と平均以上の物理耐久、平均的な特殊耐久と素早さを持ちます。

特性に関して言えばまずあまのじゃくに目がいきます。今作で修正が入るかどうかが個人的に気になっていましたが、どうやら変更はなかったようです。それどころかサンダーやシャンデラ夢特性が軒並みこっそりと変更されていたのに対してジャローダは変更なし(バトルハウスで確認)と開発元に好まれているようです。カラマネロに関しても特性を活かせと言わんばかりにばかぢからを習得するのでそれを主軸にした型が主流となるのは間違いないです。


技に関しては現在判明しているものをwikiを参考に使えそうなのをピックアップします。

【物理技】
超 サイコカッター
悪 つじぎり、しっぺがえし、イカサマ
闘 ばかぢから
飛 ついばむ
岩 いわなだれ

【その他】
かえんほうしゃ、すりかえ、ちょうはつ、さいみんじゅつ、リフレクター、ひかりのかべ、ひっくりかえす

技に関しては特性と相性の良いばかぢからが確定でサイコカッター、つじぎりもほぼ確定でしょう。ただ、エスパー・あくの両方に言える弱点である技の威力の低さはしっかりと受け継いでいる状態なので火力にはそこまで期待できないと言えます。物理耐久は黙っていても上がっていくので新アイテムのとつげきチョッキ(挑発状態になる代わりに特防1.5倍)との相性にも優れます。

ダブルバトルにおいてはひっくりかえすが真っ先に候補にあがります。りゅうせいぐんなどで特攻が下がったポケモンに使用することで下がった分の能力がそのままプラスになります。例を出せばりゅうせいぐんで特攻が下がったポケモンに使用すると特攻が二段階上がった状態になるといった具合です。りゅうせいぐんやばくおんぱを持つオンバーンとのコンビは多くの人が最初に考えたかと思います。


シングルにおいては状況次第で”詰み”状態になる可能性があるので全くの無警戒だとやられることもありえます。ただし、素早さは高くないので殴っていけば倒せるでしょう。素の耐久がそこまで高くないことや耐性の少なさなどからゴリ押しが効くことも多いと思われますのでカラマネロを使う側からみれば意外と使いにくいかもしれないです。

ダブルだと自身の特性やひっくりかえすなどを利用したコンボが主流と思われます。まず威嚇に強い点が単体でも高評価。ラティグロスクレセバンギといったポケモンに軒並み打点をもてます。メタグロスがあくタイプで弱点を付かれるようになってしまったので、バンギラスに打点の入るあくタイプは地位が向上した可能性があります。その一方でフェアリーの登場と数を増やしつつあったむしタイプに極端に弱い点がマイナスです。ひっくりかえすコンボはカラマロネ単体に素早さ操作の手段がないのが使いにくいでしょう。またオンバーンを相方にした場合、素の火力の乏しさなどからゴリ押されることも考えられます。対カラマネロ単体を考えたら特性を利用していばるを連打することが真っ先に対策として考えられます。あまのじゃくがアダとなってどんどん攻撃を下げられます。素早さが中途半端なので上から殴るなり純粋よりのトリックルームなどで先手先手で行動していくことも対カラマネロでは大切です。スキスワなどで特性を奪ってしまうのもひとつの手段です。タイプ相性上はクレセリアに有利ですが、大半のクレセリアカラマネロに対する行動パターンを持っているというのは覚えておいて損はないでしょう。

面白い個性を持っているポケモンというのが第一印象です。ただし、基本性能などから行動される前にゴリ押されると厳しいと思われます。環境が固まり次第厳しくなっていくのかなと思います。ダブルに関しては素早さ操作の手段を持たないのといばるに弱いのがどう出るかかと思います。言い換えればこの辺りの課題をクリアすれば強いパーティが出来上がる可能性もあります。現時点では未知数とも言えるカラマネロのポテンシャル。研究が進むのが楽しみです。